永井麻美子・陶芸作品 ◆ 百花手風輪花八寸皿(c/象-2) ｜ New Arrival！

新たな作家のご紹介です。“コンテンポラリー九谷”とも呼ぶべき、伝統と個性の融合。
陶芸家・永井麻美子さんの作品〜温和で繊細な ＜陶に咲く・ゆたかな彩り＞ の世界〜を、ぜひ、ご愛顧ください。


百花手風輪花八寸皿(c/象-2) ｜永井麻美子

永井麻美子・陶芸作品 〜陶の花・心に咲く花〜
工芸の王国、加賀・九谷から　伝統の技と軽やかないろどりで



作品名：百花手風輪花八寸皿(c/象-2)

［寸法］
直径(φ)：24cm × 高さ(h)：3.7cm

［うつわとして（用途・使用シーンなど）］
八寸＝約24センチの直径と、やや高め・約3センチの高さを持つ絵皿。
作品名の通り〜真円に基本をおきつつ〜花の姿を象った
「輪花皿」のフォルム。ある意味、スタンダードでシンプルなプレートです。

しかし、同時に、施された加飾は・・・
なんとも愛嬌のある、また、どこか不思議な雰囲気を持つ「象」。
陶芸家・永井麻美子さん＜ならでは＞の物語性、
あるいは“キャラクター性”を強く感じさせる、ユニークな存在感ですね。

全体として施された色絵（上絵付）は、九谷伝統の百花手。
また輪（和？）をなす花姿〜輪花〜を、ともどもに基調としており、これらを舞台に、
ものがたりの主人公であるかのように、件のキャラクター・象が登場しているのでございます。
※基調となっている「百花手」に関しては、こちらから ▼

うつわとしてのサイズ感では、「大皿」の部類に入ってまいります。
使い手・使い方次第で多彩な表情を見せてくれる（に違いない）皿ではないでしょうか？
例えば・・・ちょっと大振りに盛りつけたメインの肉料理、もしくは魚料理。
あるいはまた、シェアを前提として、ワイワイと楽しくいただくパスタや麺類。etc. etc.

アイディア・創意・遊びゴコロ〜などなど・まだまだ〜大いに発揮していただき、
うつわの個性・ポテンシャルをも、存分に引き出してみてください。



［加飾／文様｜百花手に関して］
色とりどり・姿さまざまな「花」をあしらった彩色・文様〜特に陶磁器の加飾・絵付けにおいて。
それが「百花手」でありますが、中でも「古九谷」に名品ありと言われています。
九谷五彩を駆使してもたらされたそれらの品々は、絢爛にして重厚、まさに「百花繚乱」の
趣これありというべきものですが、片や、“現代の五彩の使い手”である
永井麻美子さんの作風は、どこか愛らしい表情を湛え、
温和で、そして、より軽やか・・・。

この作品にも、そうした個性と感性が存分に発揮されています。
百花手“風”と銘打たれているその真意は、意匠や技巧を単に模するのではなくて、
そうした伝統に根差し深い敬意を払いつつも、今日的感性で、
自身の作品世界へと消化・昇華させようとする
意欲（あるいは決意）の表れだと思われるのですが・・・いかがでしょうか？


［作家・永井麻美子さんのこと］
●石川県在住の陶芸家・永井麻美子さん。その作風は、ご覧の通り、春風のような軽やかさと明るさが持ち味。
加えて、どこかエキゾチックな趣の細密描写（彩画）も永井さんの大きな特長であり、
これらのミクスチャーが、個性的・ユニークな作品世界を生んでいます。

●石川県立九谷焼技術研修所に学び、のちに正木春蔵氏や吉崎東山氏に師事して研鑽を重ねた
永井さんは、九谷焼の伝統技法を体得した強固な技術的土台を保ちつつ、
伸びやかな感性で自由に羽ばたくように作陶に向かいます。

●自然や生き物の姿の中に見出す多様なモチーフ、伝統技術を活かしながらも
ヨーロッパやトルコの柄をも取り込んで生まれた「カラフルでどこか可憐な」作品が、
今、数多くの愛好家の皆さまに愛されております。 （紅椿それいゆ・店主より）



［永井麻美子・陶芸作品◆百花手風輪花八寸皿(c/象-2) ］｜直径(φ)：24cm × 高さ(h)：3.7cm｜￥13,310(税込)


◆「個体差」につきまして
工房においての「手仕事による」うつわとなります。そのため、個体によって若干の差がございます。
*お届けの品によっては、本画面に掲載した各画像とやや「イメージが異なる」と感じられる場合があるかもしれません。
その可能性もございますこと、あらかじめお含みおきください。

型番 MN_24_010-c
在庫状況 1
販売価格
13,310円(税込)
購入数