(New Arrival)【鏡師・山本晃久】| 不思議な鏡/キリスト受難の像|直径10僉紛揚入)

山本晃久
不思議な鏡/キリスト受難の像|直径10僉紛揚入)

鏡師・山本晃久さんの「不思議な鏡」。
この度は、新たなデザイン・製作となります『キリスト受難の像』をご紹介します。


作品名:不思議な鏡/キリスト受難の像|直径10僉紛揚入)
<不思議な鏡>は、いわばミニ魔鏡。そして、これはミニ<キリシタン魔鏡>でもあります。

直径10センチの手ごろなサイズの多用途な鏡ですが、イエス・キリストの受難の像〜十字架のイエス像〜を、
強い光の反射によって得られる投影像として映し出すことができる、まさに「不思議な鏡」なのです。


※魔鏡とは:一見すると普通の鏡(金属鏡)。しかし強い光を当ててその反射光を投影すると・・・
背面に描かれた文様・図形が浮かび上がる。このような鏡を「魔鏡」と呼びます。
この「魔鏡現象」は、日本では江戸時代に発見され、その不思議さ・神秘的な体験から
いろいろな宗教における布教活動の手段としても活用されました。

※※「キリシタン魔鏡」について:
江戸幕府による禁教令と以後のキリスト教弾圧は、信徒たちにとって苦難・受難の歴史でしたが、
そんな中にあっても強靭な信仰心を持ち続けた人々〜隠れキリシタン〜のものがたりは
21世紀の今日に至るまで語り継がれ、(皆さまご存じの通り)ついには
「世界文化遺産」の認定を受けることともなりました。

その歴史・ものがたりを構成するひとつの要素でもあるのが、ほかならぬ「キリシタン魔鏡」です。
隠し持った鏡は、一見、ごく普通の金属鏡。しかし、時に臨み「魔鏡現象」によって顕現するのは
十字架のイエス像。あるいは聖母マリアの姿だった・・・と伝わります。

輝きと共に立ち現れるそれらの姿は、苦難の中にある人々の心の支えとなり、
いやがうえにもその信仰心を高からしめたであろうことは、決して想像に難くありません。


*なお、すべての「魔鏡」に共通するのですが、基本的な工程に関しては魔鏡も通常の(魔鏡ではない)和鏡も大きな差異はありません。
しかし、魔鏡現象の本質は「徹底的に鏡の表面を磨くことにより、裏面に(鋳型の技術によって)施された文様が
鏡の表面に影響を及ぼして目に見えない凹凸を形成することで、像を結ぶことが可能になる」という点にあり、
そのために『極限まで』鏡面を削り上げ、磨き上げる必要があります。
通常の和鏡ならば半日で終えることもできる削りの作業が、魔鏡においては1カ月かかる。と言われています。



[寸法]
直径(φ):10cm

[素材]
金属鏡(青銅)

[技術・技法〜<わざ>]
主要工程:鋳型製作・鋳造・「セン」による削り・研ぎ(砥石)・
炭研ぎ(*朴炭と駿河炭による仕上げ研ぎ)・仕上げ(メッキまたはアマルガム)



[作家としての<わざ>へのこだわり]
すべての工程に時間をかけ、徹底的に丁寧な仕事を行わないと、和鏡・神鏡などの金属鏡はつくれません。
特に、魔鏡の場合は「鏡が壊れてしまう」寸前の、究極の薄さを目指すことで最も良い反射像が得られます。
そのために、研ぎ(特に炭研ぎ)の工程に時間をかけ、かつ、神経を集中させます。


[作家・略歴]
山本 晃久(1975年・京都生まれ)

鏡師

大学卒業後、国内では数少ない古来製法による手仕事で
和鏡・神鏡・魔鏡を製作する山本合金製作所に入る。
祖父山本凰龍に師事し、伝統技法を受け継ぎ、神社仏閣の鏡の制作や修理、
博物館所蔵の鏡の復元に携わる。
ローマ法王に献上(※)された切支丹魔鏡の制作も手掛けた。(※2014年、安倍・前首相より)
工芸の新しいあり方を模索し、
様々なアートプロジェクトなどにも積極的に参加している。


心を映す。心で磨く。

我が国でもほとんど唯一無二の「鏡師」として、
古来の製法にのっとった「神鏡」「和鏡」「魔鏡」等の製作に精進している山本晃久さん。
そのお仕事ぶりは、文字通り“心で磨く”そのもの。
鏡の素材である金属と向き合いつつも、その向こうに大きく広い“神性”を見通す。

そんな心が、製品に映りこんでいるのではないでしょうか・・・。



【山本晃久】| 不思議な鏡/キリスト受難の像|直径10僉紛揚入) | ¥42,680(税込)

※ご注文を受けてからの製作となります。ご納品まで45日間程度のお時間をいただきます。


型番 YA_22_006
在庫状況 10
販売価格
42,680円(税込)
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